「日米関税交渉で、「円ドル」の為替がテーマになるのではないか、
そういう材料で「円」が買い進まれています。
その影響で、本日の日本市場は、株安で推移しています。」
■アメリカにとって、「ドル安」の進行は好ましくありません。
「あくまで、ドル高を維持しながら、適度な「円高」が好ましいのは
交渉当事者に言われるまでもなく明白です。
「ドル安」は、アメリカの「経常収支」を悪化させ、財政収支も対外
支出で負担が増加します。
アメリカにとって、日本が「アベノミクス」時代のように、「マイナス金利」
の採用などで、「円安誘導」をしないでほしいという事だと考えます。
しかし、「投機筋」にとっては「円高」は絶好の投資機会です。
とりわけ緩やかな「円高」であれば、デイトレードで利益を確保することが
より容易になります。
本日もその動きが顕著だと推定しています。
■トランプ政権の「ハネムーン期間」が間もなく終了します。
すでに、国内外で「反トランプ」の動きが強まっています。
とりわけ、「大統領特別顧問」という肩書で外交交渉を行っていますが、
不透明感が否めません。
「自由」「「平等」「博愛」を基本とするアメリカが、大統領と意見が
会わないという理由で、大学への支援を阻害したり、移民の権利をはく奪したり
しています。
「奢れるものは久しからず」洋の東西を問わず、通用する格言です。
トランプショック相場の転換点がいよいよ近づいていると期待しているところです。