市場の目「鬼の居ぬ間のヘッジファンド」(2024.10.24)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに下落。債券金利の上昇と
FRBによる金利引き下げ期待の希薄化が背景です。

日本市場は、連日のヘッジファンド相場が続いています。」

■アメリカも日本と同様いよいよ選挙の投開票日が近づき、先行き
不透明感が強くなっています。

そのため、市場は中長期の投資家など実需筋が模様眺めを決め込んで
おり、動きが鈍くなるか、出来高が減少しています。

待つ以外に対応策はないと考えています。

■日本市場では、「議員内閣制」での選挙という事もあり、内閣の
主要閣僚は日本中に応援にとびかっています。

「円安」に対抗するための「介入」を行おうにも、「財務官」一人では
責任が重すぎて、決断ができません。

その間隙を「投機筋」である「ヘッジファンド」に突かれている、という
状況です。

「円安」→「日本株ウリ」という単純シナリオですが、本日は、下げが
限定的です。

日本株が個別企業の想定される決算数字に比較して、安くなりすぎたことが
背景です。
売りすぎた反動の買戻しが正体ではないでしょうか。

■あとわずかで選挙が終わります。

昨日同様、待つ以外ないと考えています。