「先週末のニューヨーク市場は三指数ともに小動き。
FOMC前で、動きにくさが際立ちます。
日本市場も材料難。
とはいえ、長期投資家の買いなどが継続しています。
値上がり銘柄が多く、物色が拡大していることがわかります。」
■火曜、水曜のFOMC待ちの動きが続きます。
金利が下がるのは決定的ですが、課題は、来年以降の見通しです。
インフレ率の低下はすでに緩やかになっています。
関税の価格への転嫁も少しづつ進展しており、物価の押上げ効果
となっています。
次期FRB議長が早々に決まる可能性があるとはいえ、論理に整合性を
欠いた金融政策はできません。
金利低下期待だけを頼りに、支えられてきたニューヨーク市場は、
FOMC後のパウエル議長のコメントで揺らぐかもしれません。
■日本市場は、今週末、メジャーSQを迎えます。
しかし、11月のSQで、大きな処理は完了していると推測されます。
週末のSQに向けた特段の仕掛けは出てこないのではないか、と
考えています。
比較的静かに、クリスマス明けまで相場は推移するかもしれません。
