「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに上昇。
とりわけ、「エヌヴィデア」「マイクロソフト」の上昇が顕著です。
この二銘柄の時価総額で、日本市場の全時価総額を超える金額です。
日本市場は、ETFの配当金捻出の売り、明日のSQを意識した買いが
相殺され、安いながらも小動きです。」
■アメリカは、トランプ大統領の日々のコメントにもはや「免疫」
が出来ているかのようです。
「銅」に対する50%の関税は、明らかに、アメリカの自殺行為です。
アメリカに生産設備を増やすのであれば、他の手段がより有効です。
関税ではないと思います。
アメリカ以外の国で、製品として完成させれば、50%より低い関税で
すむかもしれません。
なにより、現代社会の必需品ともいえる「銅」に高い関税をかける
のは、自殺行為だと考えます。
それとも何か、別の思惑でもあるのでしょうか?
■関税の影響は、8月から本格的に影響し始めます。
4月以降の10%程度の関税は、アメリカ経済に大きな影響を出して
いないようですが、アメリカの輸入業者の在庫が枯渇してくる
夏場以降は、影響が徐々に出てきます。
「TACO」が発動されるのは、そのタイミングかもしれません。
「TACO」はトランプが意気地がないのではなく、そのスタッフ、本人
を含めて、分析が「浅薄」であるからです。
「こんなはずではなかった」という事態が起きて、撤回せざるを
えなくなるのです。
■世界中から再び買い物を集めているハイテク銘柄です。
これ等の銘柄は、アメリカに集中しているからではなく、逆に
世界に拡散しているからこそ評価を集めているのです。
トランプ政権の閣僚にそんな頭があれば・・・と考えている次第です。