「昨日のニューヨーク市場は、三指数まちまちの動き。ダウは小幅安
ナスダックとS&Pは大幅上昇しています。
金融機関に対する規制緩和期待、半導体の強さ維持期待などが押し上げた
と考えます。
日本市場は、空売り筋が買戻し。週末のSQを意識し始めています。」
■FRBGの銀行規制担当の副議長が辞職しました。
規制緩和を進める「トランプ新政権」との齟齬を懸念しての辞職とされて
います。
規制強化の副議長が辞職したことで銀行に対する規制緩和が進むと考えた
株式市場では銀行株が買われました。
(銀行関連株が少ないダウはその恩恵を受けませんでした)
また、TSMCの好調な決算、鴻海の好調な数字などを背景に半導体銘柄が
買われSOX指数が上伸しました。
いずれも長続きするとは思えません。
■日本市場は、アメリカの動きを反映して、買い物が増え、上値を追いかけました。
空売り筋の買い戻しが中心だと推測します。
上値を追う動きが出るのは、その典型だからです。
上昇しているのは、半導体関連など指数寄与度の大きな銘柄群です。
つまり、指数先物を意識しているという動きです。
指数全体の上昇に比して、値上がり銘柄数は多くはありません。
やはり、週末のSQを意識している海外投資家が多く、また、SQに向けて仕掛けて
いる短期筋の海外投資家も多いという事だと想定しています。
本格的な動きはこれからです。
チャートをよく見て、逆指値をかけることを忘れずにしてください。