「昨日のニューヨーク市場は三指数まちまちの動き。
ダウ平均とS&Pは上昇、ナスダックは小幅下落しています。
日本市場は、日経平均以外は堅調な動きです。」
■ソフトバンクグループが昨日開示した決算で、「エヌヴィデア」株を
10月末までに全株売却して利益を上げたことをコメントしました。
ソフトバンクグループが株式を売却していた、ということで、不安心理が
走り、エヌヴィデアが大きな影響力を持つナスダック市場が下落した
という背景です。
AI相場の終焉などと語る人もいますが、それは違うと考えています。
投資資金は莫大であり、その投資資金の、契約更新の動きの中での
わずかな変化だと考えるべきです。
アメリカ経済は、停滞を余儀なくされていますが、「一点突破、全面展開」
を企図しているのは「AI」です。
この経済の方向性の中で投資資金が向かうのは、やはりAI関連以外にない
のです。
それにしても、今晩のアメリカ下院における予算審議に注目です。
仮に通過しても、期限は12月か一月までです。
再び、政府閉鎖の可能性が到来するのです。
■日本は今週金曜日がSQです。
10月のSQ算出の時期に、高い目標株価でオプションが積みあがりました。
その修正が現在起きています。
つまり、高いオプション価格に対応するために、先物でヘッジしていた
投機筋が、株価の勢いを見て、ヘッジの必要が失われた先物を手仕舞い
しているのです。
ソフトバンクグループの株価が下落しているのは、先物の売りが続いて
いるからです。
ソフトバンクグループの株価が下がっているから、指数が下がるのではなく、
指数に売りが来ているから下がるのです。
ファンダメンタルズには無縁の世界です。
それも明日一日で終了です。
「もうはまだなり」絶賛継続中であります。
